町弁 水野順一 日記 | 池袋・板橋区のなります法律事務所

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町弁 水野 順一  日記

2011年3月11日 金曜日

ショッピング枠の現金化

こんにちは。
みなさんは、街中でショッピング枠の現金化やクレジット金融などの看板やポスターを見たことがありませんか。
最近、このショッピング枠の現金化が社会問題となっています。
昨年貸金業法が完全施行され、サラ金からは年収の3分の一を超える借入ができなくなりました。
ショッピングはこの規制の対象外です。もちろん普通に食事をしたり、日用品を購入したりする際に、クレジットカードを使うことは問題ありません。
しかし、クレジットカードを使って、お金を貸してくれる業者が最近増えています。このような業者は、実際には、何も販売していなかったり、まったく価値のないものを高価で販売したことにしたりして、信販会社から立替払いを受け、お客には手数料を引いた金額を交付するのです。お客は信販会社に返済をすることになります。
このようなショッピング枠の現金化は、貸金業法に反する可能性があるうえ、悪質な場合には信販会社に対する詐欺にあたることもあります。利用したお客の側も場合によっては共犯となる場合があります。絶対に手を出さないようにしましょう。
特に、破産する場合に不利益に扱われることもあるので、サラ金等への支払いが難しくなった場合には、早めに弁護士に相談しましょう。