町弁 水野 順一 日記
2011年8月4日 木曜日
ブラックリストについて
借金を整理するとブラックリストに載るとよく聞きますが、ブラックリストとはなんでしょう?
実は、実際には、そのようなリストは存在しません。
お金を借りたり、クレジットカードを作ったりすると信用情報機関に名前や住所等の顧客の情報と借入の金額など取引に関する情報が登録されます。このような通常登録される情報は、ブラックリストとは言いません。
支払いを延滞したり(信用情報機関によりますが1~2か月程度の延滞なら通常は載りません。)、弁護士や司法書士が借金の整理を始めたり、破産などを申し立てた場合に登録される情報を事故情報といい、これを俗にブラックリストと呼んでいるのです。
事故情報は5年間登録されるので、5年間は借入をしたり、新しくクレジットカードを作ることができなくなってしまいます。
ただ、逆に言えば、それ以外の不利益はありません。ブラックリストという怖そうな通称に惑わされないようにしましょう。
なお、現在は弁護士や司法書士が借金の整理をすることになっても過払金請求の場合には、事故情報に登録されないようになりました。
また、アコムやアイフル、プロミスなどのいわゆるサラ金業者の加盟している信用情報機関と、信販会社が加盟している信用情報機関、銀行が加盟している信用情報機関は違うことが多いですが、相互に情報を共有しています。
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